いよいよ中田翔選手獲りに向けて本格的に動き出しました。
過去の問題、推定2年6億とされる年俸、打点王3回の勝負強さ。
中田選手獲得による意見は分かれると思いますが、チームにとってプラスになることは間違いありません。
2023年、フロントの迷いなき動きを評価するべきではないでしょうか。
賛否両論あるが
通算303本塁打、1062打点、今季も15本塁打を放った中田選手の成績を評価し、獲得に向けた動きをみせることは問題ありません。
ただ、高額とされる年俸、巨人に移籍してきた経緯、故障、年齢、ビシエド選手の起用法を考えた時、賛否が巻き起こることは当然です。
どの補強にも言えることですが、シーズンが終わってみなければ成功かどうかは分かりません。
12球団最低の得点数、本塁打を記録したチームを変えようとするフロントの姿勢は伝わってきます。
明確な補強意図
今年はすでに通算1928安打を記録する中島宏之選手に加え、上林誠知選手、山本泰寛選手、板山祐太郎選手を獲得しています。
全員が野手で、野手陣の改善を図りたいという一貫した補強策は、近年のフロントの動きからは考えられませんでした。
静観することが多く、本気で勝利を目指しているのか疑問符が付くこともありましたが、ここまでは明確な意図を持った補強をみせています。
中田選手獲得も野手の改善を図る一環です。
複数のデメリットもあると思いますが、例年の形を踏襲しても勝利できないと分かっている以上、変わろうとするフロントの姿勢を責めることはできません。
2023年を無駄にしない補強
今年、戦力外通告を行った野手は2名のみ(育成再契約除く)。
引退した野手が3名いたとはいえ、2023年シーズンを無駄にしない入れ替え策も評価することができます。
石川昂弥選手、細川成也選手、龍空選手、村松開人選手など、若手を積極的に起用した立浪監督。
1年かけて作りあげようとした土台を崩すことなく、実績豊富な選手を加えることは正しい補強策です。
12月1日現在、ドラフト指名以外で投手を補強していないことは気がかりですが、一定の成果を残しています。
Bクラスの巨人、ヤクルトも動く中・・・
2024年、フロントの迷いない動きに立浪監督は応えなければいけません。
中田選手の加入が実現すれば、間違いなく野手の層が厚くなります。
中島選手もおり、今季のように試合終盤の一手に困るようなことは起きません。
今後、新外国人選手、現役ドラフトで補強に一区切りつきます。
結果によっては追加のトレードが見込まれますが、2024年に向けた全体像が描けます。
同じくBクラスに沈んだ巨人、ヤクルトも積極的に補強しています。
中田選手獲得の是非に揺れるより、フロントの迷いない動きを積極的に評価するべきではありませんか?
【参考サイト】