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中日・松木平優太投手、支配下登録で先発陣を救う

中日の松木平優太投手が支配下登録されると報道がありました。

ここまでウエスタン・リーグトップの9勝を挙げ、防御率は1.84。育成4年目の右腕は、圧倒的な成績を残して支配下契約を勝ち取りました。

これで、中日の支配下登録選手は上限の70人に達しました。トレードの可能性を今月末まで残しているとはいえ、最後のピースとなった松木平投手。

球団の意図は、雲行きが怪しくなっていた先発投手陣を強化し、大型連戦に備える準備を進めたかったからだと考えられます。

トラブル相次ぐ先発陣

松木平投手は先発型右腕。今季2軍で14試合に登板していますが、その全てが先発です。1軍でも先発起用が見込まれます。

現状、中日の先発陣は万全の状態とはいえません。開幕投手柳裕也投手、メヒア投手が2軍調整中で、梅津晃大投手も登板間隔を空ける必要があります。

大野雄大投手も2軍で調整し、涌井秀章投手は3日の巨人戦(前橋)で緊急降板。熱中症気味だったと明らかになりましたが、状態が心配されます。

2022年ドラフト1位の仲地礼亜投手も5月下旬に足を痛めた影響で2軍調整中と、予期せぬトラブルが相次いでいる先発陣。

9日から始まる8連戦を前に、先発陣を強化したいという意図が伝わってきます。

チーム事情がマッチ

ロドリゲス選手、尾田剛樹選手、板山祐太郎選手、岩嵜翔投手に続く、今季5人目の支配下登録となった松木平投手。

2軍での活躍を考えれば、遅いくらいの支配下昇格。開幕前は先発陣に余裕があり、開幕後は実績ある選手を支配下登録した中日。

自身の成績とチーム事情がマッチしませんでしたが、今は松木平投手のような先発投手を求める状況に変化。

支配下登録選手の上限に達しましたが、最適な時期に最高の選手を補強することに成功しました。

来季以降も見据えた支配下登録

松木平投手が加わったことで厚みが増した先発陣。ここに柳投手、メヒア投手が復調すれば、Aクラスを十分狙える布陣となります。

まだ21歳と若く、立浪和義監督も厳しく成績を求めるとは思いません。輝かしい将来に向けた、準備の意味合いもあるシーズンとなりそうです。

怖いのは故障だけ。すでに97回2/3を投げており、セ・リーグの投手成績と比べると3位タイに並ぶイニング数です。

雲行きが怪しくなっていた先発陣を救う存在になるのか。今季だけでなく、来季以降も楽しみな右腕が支配下登録を勝ち取りました。

【参考サイト】