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中日ドラゴンズを深掘りします!

【中日ドラゴンズ】現状を変えるには? 我慢かそれとも補強か ~9/9巨人戦~

6回、丸佳浩選手の本塁打が飛び出した瞬間、敗北の文字が大きく近づきました。

前日(8日)の試合に続き、1点の重みが増した試合。両チームとも投手陣が好投し、緊迫した試合を演出しました。

ドラゴンズは打線が低調。33㌄無得点という寂しすぎる結果に終わりました。

9月に入っても、打線が課題という現実を突きつけられたドラゴンズ。最後の最後まで、厳しい戦いが続きます。

野手陣の厚みが違う

参考までに、この日の巨人のベンチ入りメンバーを確認しました。ベテラン・長野久義選手、代走の切り札・重信慎之介選手が控える中、若手が多いことに驚きました。

巨人には実績のある中田翔選手、中島宏之選手、松田宣浩選手らが在籍しています。詳しいチーム事情は分かりませんが、試合終盤に代打で登場すれば震え上がるほど脅威に感じる選手ばかりです。

来日1年目で11本塁打を記録しているブリンソン選手、昨季23本塁打を放ったウォーカー選手もいません。

チーム本塁打数でリーグトップを独走する中、ルーキー・萩尾匡也選手や中山礼都選手など、フレッシュなメンバーが揃う巨人。野手陣の厚みを感じます。

一発に沈む

各選手の成績、体調、故障など様々な問題はあると思いますが、私が監督なら試合終盤で長打があり、技術もある選手が登場することは非常に嫌です。

バンテリンドームならまだしも、一発で勝負が決まる東京ドームでは、回避したい事柄が増えます。

丸選手の本塁打を皮切りに、巨人打線が繋がり0対4とされたドラゴンズ。貧打に泣く竜打線に見せつけるような丸選手の本塁打は、非常に大きなダメージとなりました。

ポイントとなった6回の采配

3点を奪われた6回。先発・高橋宏斗投手降板後、福敬登投手、福谷浩司投手、齋藤綱記投手と次々にリリーフ陣を投入できることはドラゴンズの強みです。

打線の状態を考えれば、2点目を奪われた6回がキーになることは確実です。ドラゴンズの強みを生かした、立浪監督が勝負に出た瞬間でした。

試合終盤を見据えるともったいない起用にも思いますが、勝負を懸けたことは伝わってきます。

結果、祖父江大輔投手がイニング跨ぎをすることになり、この采配が正解かどうかは議論の余地がありますが、何としても失点を防ぎたい思いは伝わってきました。

軸が育つまで我慢

いきなり巨人打線のように重圧感がある打線になるとは思えません。来年、そして再来年と細川成也選手、石川昂弥選手を我慢強く起用した先に、貧打解消の未来が待っているのでしょうか。

巨人はFAで大物選手を次々に獲得していますが、坂本勇人選手や岡本和真選手は自前で育て上げた選手です。

必ずしもFA戦線に参加するべきだとは思いませんが、軸となる選手は育てる必要があります。

監督交代の議論も巻き起こる中、せめて今季終了まではこのまま我慢の起用が必要なのではないでしょうか。

【参考サイト】