中日ドラゴンズの捕手陣容を探っていきます。
昨季、シーズン途中に宇佐見真吾捕手を補強した中日。
2024年も、盤石な布陣が完成するのではないでしょうか。
日渡捕手を指名したが・・・
通算908試合出場のベテラン・大野奨太捕手が引退し、空席が生まれました。
ドラフト会議では、支配下で捕手を指名せず、育成1位で日渡騰輝捕手(茨城アストロプラネッツ)を指名しました。
日渡捕手は霞ヶ浦高卒業後、茨城で1年間だけプレー。最速でプロ入りを掴み、19歳の若さも売りです。
まずは2軍で経験を積むことが有力で、即戦力候補として指名したわけではありません。
トレードや現役ドラフトでも捕手を獲得せず、主力の3名で1軍を乗り切ろうとする考えが伝わります。
今季も3名が中心
2024年も、木下拓哉捕手、宇佐見捕手、石橋康太捕手の3名が1軍に帯同することが濃厚です。
木下捕手は昨季、故障がありましたがリーグ4位の盗塁阻止率を記録するなど、さすがの活躍をみせました。
木下捕手離脱中に、ポジション掴んだのが宇佐見捕手。竜打線に貴重な長打を放つ打撃を武器に、欠かせない存在となりました。
石橋捕手は昨秋、井端ジャパンに選出。シーズンでも自己最多の39試合に出場し、虎視眈々とレギュラーを狙っています。
木下捕手が32歳、宇佐見捕手は30歳、石橋捕手は23歳と、年齢に不安を感じる部分もありません。
故障がない限り、今季もこの3名が中心選手となります。
正捕手は○○!
レギュラーは、木下捕手が務めると考えています。
宇佐見捕手も巨人、日本ハムと経験を積んできましたが、木下捕手の安心感が抜き出ています。
石橋捕手も頑張っていますが、まだまだ木下捕手には追いつけていません。
立浪監督の采配からも、木下捕手に対する信頼感が表れています。
昨季、木下捕手が故障から復帰した時、すぐに宇佐見捕手は一塁に移されました。宇佐見捕手は打撃が好調でしたが、あっさり捕手のポジションを譲る形となりました。
無条件でポジションが確立されているとまでは思いませんが、開幕マスクも含め、今季も木下捕手が正捕手を務めると考えています。
その他の捕手たち
味谷大誠捕手、山浅龍之介捕手は、今季も2軍で経験を積みながら1軍昇格を目指すことになると考えています。
味谷捕手は高卒3年目、山浅捕手は高卒2年目と、まだまだ焦る時期ではありません。2名とも昨季は1軍を経験し、順調に育ってきています。
打撃が良ければ、1軍に呼ばれる可能性がグンと上がります。
強肩が武器の加藤匠馬捕手も、1軍にいる捕手の調子次第では、十分に出番があります。
まとめ
今季も昨季と同様、木下捕手がスタメンを務め、宇佐見捕手、石橋捕手が控える布陣になると考えています。
ベテランや若手だけに偏りすぎず、実績ある捕手が複数名いる捕手陣は、今季も安心して期待することができます。
怖いのは、故障だけです。
木下捕手が骨折したことにより、宇佐見捕手をトレードで獲得することになったため、故障さえ避ければ大きく揺らぐことはないと思っていいでしょう。
【参考サイト】