2023年が終わろうとしています。
中日は2年連続最下位に沈み、非常に苦しいシーズンとなりました。
立浪監督の采配、様々な憶測が飛び出し、例年以上に寂しい気持ちになる1年でした。
采配に疑問を持つことはありましたが、ここまで責められる必要があったのでしょうか。
データが正しい事を示していても、今季の立浪監督は気の毒なシーズンだったと思うところもあります。
全ては、春先に原因があったのではないでしょうか。
大誤算と功績
歯車が狂い、立浪監督の計算が崩れたと思ったのは、選手の離脱が続出したことです。
岡田俊哉投手が大ケガを負い、8回の男として期待されたロドリゲス投手が亡命、藤嶋健人投手の故障が、苦しいシーズンの始まりを象徴するようでした。
中日の強みは投手陣。清水達也投手、ロドリゲス投手、R・マルティネス投手が控える鉄壁のリリーフ陣が、開幕前からいきなり崩れることに。
涌井秀章投手を加えた先発陣も、エース・大野雄大投手が1試合で離脱。シーズンを終えています。
勝野昌慶投手をリリーフとして開花させ、育成で入団した松山晋也投手が台頭、根尾昂投手、梅津晃大投手、橋本侑樹投手にメドが立ったことは、もっと評価されていいはずです。
進退が懸かった部分
野手でも、期待のルーキー・田中幹也選手がオープン戦で故障。手術を受け、長期離脱となりました。
アキーノ選手、アルモンテ選手も不発に終わり、今季も得点力不足が露わとなりました。
今オフ、中田翔選手、中島宏之選手ら実績ある選手を積極的に補強し、来季に向けて改善を図っています。
投手陣ほど計算が狂ったとは思いませんが、得点力不足が解消されない限り、上位進出は厳しいです。
立浪監督の腕の見せ所であり、進退が懸かった部分となります。
7月の8連戦がカギ!
2024年は、どのような野球をみせてくれるのか。
故障、不調、手術。様々なアクシデントが、予期せぬタイミングで襲ってくることになります。
今季は気の毒なほど、多くのアクシデントに襲われました。特に、投手陣は1試合も立浪監督が思い描く布陣が組めなかったでしょう。
来季はアクシデントに襲われた時、どのようにカバーするのか。
立浪監督の采配に変化を加える必要があり、7月に訪れる8連戦まで、長い目でじっくりと采配することが求められます。
登板過多を促すような荒い起用がみられれば、オールスター前に早くも秋風が吹くかもしれません。
【参考サイト】