yasugonsのブログ

中日ドラゴンズを深掘りします!

中日・山本泰寛選手の打席に価値あり 細川成也選手・石川昂弥選手の本塁打に負けない! 

本塁打に負けないくらい価値のある、シーズン中でも評価される打席でした。

山本泰寛選手は16日、古巣・阪神とのオープン戦に「2番・二塁」でスタメン出場。3回裏の第2打席、無死二塁の場面で、勝ち越しに繋がる遊ゴを放って走者を進めました。

細川成也選手、石川昂弥選手の豪快な本塁打が生まれたこの試合。当然、注目はこの2選手に集まりますが、緊迫した接戦を制した要因は山本選手の打席です。

シーズンを見据えた時、立浪監督の采配にも注目が集まる場面です。

犠打の構えなく強打

前日(15日)、山本選手は0対0の9回裏、無死一塁の場面で代打で登場。

立浪監督は犠打を命じましたが、一塁へのファールフライ。チャンスを拡大することができず、引き分けに終わりました。

この日の第2打席は、1対1とこれまた同点の場面での打席。序盤の3回とはいえ、クリーンナップに繋げるための犠打が考えられました。

立浪監督の采配に注目が集まった場面で、山本選手は犠打の構えをみせることなく強打。ただ、追い込まれる前から右方向へ進塁打を打ちたい意図が伝わる打撃でした。

結果、ボテボテの遊ゴで走者を進め、1死三塁としたところで細川選手が適時打を放ちました。

試合序盤は強攻策

1点をもぎ取るため、文句なしの結果を残した山本選手。試合を動かすポイントにもなり、価値ある打席でした。

犠打だけでなく、強打という選択肢が身を結んだ打席。シーズンに向けて、立浪監督の采配に幅が生まれた瞬間でした。

一方、3対1とリードした7回裏、無死一塁の場面。立浪監督は加藤匠馬捕手に犠打を命じ、結果的に貴重な4点目に繋がりました。

選手の力量を見極め、犠打も排除しなかった立浪監督の采配。この2試合を見る限り、序盤は犠打が考えられる場面でも強攻策を取っています。

ヒーローインタビューは呼ばれないが・・・

ああシーズンを見据え、徐々にサインを出し始めた立浪監督。

中日がAクラス入りを果たすには、課題といわれる打撃陣の奮起だけでなく、立浪監督の采配も重要になってきます。

その中で、本塁打に負けない価値ある打席をみせた山本選手。

記録は遊ゴで、適時打を放って打点を挙げたのは細川選手。

シーズン中でもヒーローインタビューに呼ばれる結果ではないですが、勝利をたぐり寄せた価値ある打席です。

【参考サイト】