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【中日ドラゴンズ】育成の星になるか? 開幕投手を任された松木平投手の期待と課題

2024年、1軍の対外試合開幕投手を任されたのは、育成4年目の松木平優太投手。

育成選手で唯一1軍キャンプに抜擢され、首脳陣からの期待の高さが伝わってきます。

その期待に応え、この日は最速147㌔を計測し、3回無失点とアピールに成功した松木平投手。

昨年の松山晋也投手に続き、育成の星になれるのか。練習試合の投球内容を振り返ります。

仲地投手と紙一重

8人の左打者が並んだDeNA打線に対し、直球が高めに集まりながらも抑えた松木平投手。

6日のシート打撃では、3回を投げて3四球3失点。球数も64球を要し、支配下登録を勝ち取るには四死球を減らすことがポイントでした。

1回、先頭のドラフト1位ルーキー・度会隆輝選手に対し、3ボール1ストライクと不利なカウントになり、いきなり暗雲が立ち込めました。

しかし、147㌔の直球で押し込み、何とか先頭打者を打ち取った松木平投手。

先日、2軍の練習試合で仲地礼亜投手が先頭打者に安打を打たれ、リズムを作れないまま5点を失いました。

紙一重でしたが、渡会選手をアウトに打ち取ったことで、3回まで投げきることができました。

収穫と課題

心配された四死球は、佐野恵太選手に対しての1個だけ。実績がある打者に対し、140㌔台の直球で内角を攻めた価値ある四球です。

被安打もボテボテの内野安打1本に抑え、球数も38球と理想的な投球でした。

2個盗塁を決められたことは今後の課題ですが、開幕投手の役割を果たし、支配下に近づく投球でした。

需要が高まる可能性

初回から球威は申し分なく、3回はカーブとチェンジアップの変化球でまとめた松木平投手。

2回は、走者を背負いながらフォークで三振を2個奪い、今回の登板では変化球の精度の高さをみせました。

相手の打ち損じにも助けられ、まだまだ制球力を向上させる必要はありますが、イニングを稼ぐ貴重な投手として評価される可能性があります。

ドラフト1位右腕・草加投手、タフな森博人投手が故障し、鈴木博志投手が移籍したことを考えると、松木平投手の需要が高まります。

確実に支配下に近づいた

この日の投球を続ければ、支配下が確実に近づいてきます。

まずは結果を残し、第1段階をクリアしました。次は結果を残しつつ、内容も求められます。

昨年の松山投手とはタイプが違いますが、投手陣を救う可能性がある松木平投手。

開幕投手の役割を見事に果たし、1軍デビューする日が近づいたのでは?

【参考サイト】