0対2の8回表、マウンドには松山晋也投手がいました。
開幕戦で4失点と炎上し、2戦目も1失点。ともに1点リードした8回に登板し、R・マルティネス投手に繋ぐことができませんでした。
一方、4月2日の8回に球団の日本人最速タイの158㌔を計測した勝野昌慶投手は、3日も8回に登板。
祖父江大輔投手の火消し役とはいえ、8回を任されたような起用法でした。
7回は清水達也投手、9回はR・マルティネス投手の形は機能しています。8回は、誰に託すのでしょうか。
8回は・・・
松山投手が復調するまで、8回は勝野投手が務めることが濃厚です。
松山投手はこの日、岡本和真選手、坂本勇人選手、オコエ瑠偉選手を3者凡退に抑え、復調気配をみせました。
最速は155㌔。2つの三振を奪い、神宮球場での悪夢を払拭するような投球でした。
ただ、今カードの8回に好投したのは勝野投手。2日は同点の場面で登板、3日は2死一塁の場面で登板し、いずれも無失点に抑えました。
松山投手も勝野投手もリリーフ陣に欠かせない存在ですが、立浪監督の起用法を考えると、しばらくは勝野投手に8回を任せそうです。
3日・8回表の起用法
3日の試合は4対1とリードして8回表を迎えました。これまで通りなら、松山投手が起用される場面です。
この時点で、「勝利の方程式」が一時的に解体されたことが分かりました。あくまで一時的で、すぐに元の形に戻る可能性もありますが、勝野投手が好調なだけに慌てることはありません。
今季の勝野投手は凄みが違います。開幕カードではイニングまたぎを行い、開幕から4戦連続無失点を継続中です。オープン戦でも失点していません。
勝野投手の頼もしい活躍により、松山投手をこの日のようにビハインドの展開で起用することができています。
ストロングポイントが際立つ
清水投手も開幕から4戦連続無失点。中日のストロングポイントであるリリーフ陣の底力をみせています。
この日の松山投手の好投で、「勝利の方程式」に不安がないことを印象付けました。
ただ、しばらくは8回・勝野投手という形が続くと考えています。
巨人相手に3連勝とはいきませんでしたが、本拠地・バンテリンドームで中日らしい戦いをみせた今カード。
松山投手をビハインドの展開で起用することができている現状が、中日のストロングポイントを際立たせています。
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