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大阪桐蔭・森陽樹投手がついに甲子園のマウンドへ! 初登板でみせた収穫と課題

今大会注目の怪物右腕が、ついに甲子園のマウンドに立ちました。

大阪桐蔭の背番号「14」森陽樹投手は3月27日、第96回選抜高校野球大会2回戦の神村学園戦に先発。4回1失点でマウンドを降りました。

2年生ながら最速151㌔を計測し、今大会注目の右腕と騒がれた森投手。

2025年のドラフト戦線を騒がせることは間違いないですが、左打者8人が並んだ神村学園打線に対し、収穫と課題を残しました。

直球の投球割合

収穫は、直球主体の投球を継続したことです。

森投手はこの日、直球以外にカーブ、カットボール、スプリットを投じましたが、直球の投球割合は80%

イニング別でみても、70%を下回ることがないほど直球でグイグイ押していきました。

最速は146㌔。自己最速には届きませんでしたが、ファールでカウントを稼ぐことに成功しました。

課題は・・・

一方、課題は制球力です。

立ち上がりから直球が高めに浮き、初回と2回には先頭打者へ四球を与えました。

ビッグイニングを作らせなかったことは森投手の魅力ですが、いつ崩れてもおかしくないような投球でした。

仮にプロの試合であれば、投手コーチからお叱りを受けるような投球内容。まだ若く、粗削りというだけかもしれませんが、制球力が課題だと感じました。

強打者・正林選手との対戦

対左打者を苦にしていた印象はなく、打たれた安打は2本。いずれも4番・正林輝大選手に打たれたものでした。

正林選手は22日の作新学院戦で、江川卓2世の小川哲平投手から本塁打を放った強打者です。

特に、第1打席に145㌔の直球を完璧に捉えられて中安を許した場面は、正林選手を褒めるしかありません。

怪物の片鱗

得点圏に走者を背負う苦しい投球が続きましたが、4回を投げて球数59球でまとめたことは、森投手の凄さが詰まっています。

普通の投手であれば、70球から80球ほど要していてもおかしくない投球内容でした。

相手が分かっていても直球を投じる姿は、怪物と呼ばれる片鱗を感じました。内容は伴いませんでしたが、持っている力は超高校生級です。

同学年の中野大虎投手や、22日の北海戦で149㌔を計測したエース・平嶋桂知投手がいますが、底知れなさを感じるのは森投手です。

西谷浩一監督がどのような投手に育てていくのか。無限の楽しみを感じる大型右腕です。

【参考サイト】