三好大倫選手が連日活躍し、開幕1軍を掴もうとしています。
9日の広島戦では「1番・中堅」でスタメン出場。7回に迎えた第4打席に、反撃の狼煙を上げる適時内野安打を放ちました。
第5打席でも安打を放ち、盗塁も2つ決めた三好選手。1番打者として、申し分ないプレーをみせました。
前日(8日)からスタメンを7人入れ替えた中で、ディカーソン選手とともに連日スタメン出場。立浪監督の期待の高さが伺えます。
開幕スタメンがみえてきた中、シーズンではどのような起用になるのでしょうか。
ディカーソン選手が及ぼす影響
現在、三好選手と同じ外野手のディカーソン選手が苦しみ、オープン戦の打率が0割台に突入しました。ローボールヒッターで、高めの速球を投げ込まれると対応できていません。
左翼でスタメン出場した試合もありますが、このままの調子なら開幕は2軍が濃厚です。
外国人枠の問題もあります。フェリス投手、メヒア投手、カリステ選手がいて、絶対的守護神のR・マルティネス投手もいます。育成のロドリゲス選手が支配下登録されれば、さらに立場が苦しくなります。
おのずと三好選手の出場機会が増え、スタメン起用される可能性が高まっています。
鍵を握る選手の状態
右肩の炎症で離脱中の岡林勇希選手が万全の状態で戻ってこれば、三好選手はベンチからのスタートになります。
大島洋平選手の休養日にスタメン出場し、その他の試合は代走からの守備固めという流れが濃厚です。
ただ、岡林選手の状態が思わしくない場合、三好選手がスタメンに最も近い位置にいることも確かです。
守備位置は流動的だと思われますが、大島選手と細川成也選手とともに外野陣を形成することが予想されます。
打順が難しい
難しいのが打順です。
この日のように上位打線で起用するのか、もしくは下位打線を任せるのか。
二遊間を争う田中幹也選手が万全なら、三好選手より優先的に上位打線を担うことが予想されます。エンドラン、犠打、進塁打と様々な作戦に対応できるためです。
下位打線でも三好選手の良さは生きますが、足を生かしてチャンスを拡大するなら上位打線です。田中選手と上位打線を作る可能性があります。
その場合、大島選手が6番や7番を務めることになります。中田翔選手、細川選手、石川昂弥選手と大砲が続いた後に粘り強い打者を配置することができ、相手へ脅威を与えることができます。
他球団をかき回す!
故障がなければ、三好選手の開幕1軍はほぼ確定です。
スタメンを掴むかどうかは、岡林選手の状態次第だといえます。
2試合連続マルチ安打以上に、チームの課題である盗塁を2つ決めた三好選手。
開幕後も、他球団バッテリーをかき回す三好選手が見られそうです。
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