連日シート打撃が行われています。
8日は根尾昂投手、清水達也投手が登板。それぞれ被安打1、無失点と好投しました。
野手陣は2日連続で元気がなく、結果より内容重視とはいえ、得点シーンが見たい気持ちもあります。
その中で、根尾投手の直球を捉え、6日のシート打撃では安打まで後少しの選手がいました。
二遊間争いを盛り上げるドラフト3位ルーキー・辻本倫太郎選手です。今後の実戦が楽しみになってきました。
直球に負けないパンチ力
身長168センチと小柄な辻本選手。直球で差し込まれないか、内角高めをしつこく攻められないか心配しています。
根尾投手と対戦した8日。直球2球であっという間に追い込まれ、ここから粘りをみせるか注目しました。
3球目は内角寄りの変化球。正直ストライクのように見えましたが、判定はボール。
勝負の4球目。外角直球を見事に捉え、あわや中堅手の頭を越える中飛でした。
小さな体にも関わらず、直球に打ち負けないパンチ力ある打撃を披露。内角を攻められた後の外角球への対応も含め、レベルが高い選手です。
広島の菊池涼介選手を彷彿とさせます。
メディアに取り上げられていた可能性
育成の松木平優太投手と対戦した6日は、これまた外角寄りの直球を捉え、痛烈なニゴロを放ちました。
二塁手・石垣雅海選手の好守に阻まれましたが、少しの運があれば安打は確実でした。
ドラフト2位・津田啓史選手もシート打撃で安打が生まれておらず、安打になっていれば新人1番乗りの安打。確実にメディアに取り上げられていました。
力勝負にきた投手に対し、差し込まれることなく対応できている所は辻本選手の魅力です。
今後のポイント
これから実戦が増え、二遊間争いが本格化します。
期待の新人ということで、積極的に起用されることが見込まれます。
ただ、石川昂弥選手、龍空選手、田中幹也選手が1軍昇格すれば、出番が減少します。
実戦での対応力が試され、開幕1軍を掴むためには打撃でのアピールも必要です。
ダイナミックな守備も武器なだけに、どれだけ直球に打ち負けないかがポイントとなります。
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