日本シリーズが終わり、トレードや各球団の動向が判明してきました。
中でも、巨人とソフトバンクによる1対2のトレードは、ドラゴンズも参考にすべきトレードだったと考えています。
いよいよ動きが活発になってくるストーブリーグ。
昨年に引き続き、ドラゴンズは積極的に動くのでしょうか。
ドラフトの結果、大型トレードに
ドラゴンズは昨年、阿部寿樹選手、京田陽太選手と二遊間の主力選手を放出し、楽天から涌井秀章投手、DeNAから砂田毅樹投手を獲得しました。
ビッグネーム同士のトレードに衝撃を受けましたが、実績豊富な投手を獲得し、投手陣を強固にしたいという意図がハッキリ分かるトレードでした。
ドラフトで村松開人選手、田中幹也選手、福永裕基選手と、即戦力として期待できる内野手を指名したことで、大型トレードが実現しました。
すでに動いたドラフトの影響
今年のドラフト会議では、支配下に限ると投手4名、内野手2名の指名。
特に内野手は、即戦力として期待できる津田啓史選手(三菱重工East)、辻本倫太郎選手(仙台大)を指名したことで、溝脇隼人選手の戦力外通告に繋がったと考えています。
両球団の意図が明確
今回、巨人はセ・リーグ5位のチーム防御率を改善するべく、高橋礼投手、泉圭輔投手を獲得。
高橋投手は2019年に新人王を受賞。泉投手は3年連続30試合以上登板を果たした実績があります。
一方、ソフトバンクはウォーカー選手を獲得。
デスパイネ選手、アストゥディーヨ選手ら外国人選手が不発で、リーグ優勝を逃した要因の1つとなっていました。
ウォーカー選手は守備に難があるものの、来日1年目の2022年は23本塁打を放つ活躍をみせ、日本の野球に対応しました。
巨人は実績ある投手、ソフトバンクは長距離砲を欲していた状況の中でのトレード。
意図が明確に分かり、来季に向けて大きな一歩を踏み出しました。
今のチーム状況でトレードは得策?
ドラゴンズに必要なのは、左の長距離砲と投手陣を厚くすることです。
ただ、現状のドラゴンズは、トレードを行えるほど選手数に余裕があるとは思えません。
同じポジション同士のトレードは考えられますが、投手も野手も放出することで、大きな痛手を負います。
選手が足りず、やり繰りに苦労した2軍の状態を考えると、新外国人選手や戦力外通告を受けた選手を獲得することが得策で、昨年のような積極的なトレードは行わないと考えています。
今年も現役ドラフトが開催され、確実に選手を放出しなければいけないことを考えると、今年のトレードは起きても1件ではないかと考えています。
メディアで噂されるあの選手の行方
間違っても、成績が低迷したからといって、度々メディアで噂されている高橋周平選手を放出することはいけません。
トレード相手が誰であっても、高橋周選手の安定感抜群の守備力はドラゴンズに必要です。
日本シリーズで魅せたオリックス・宗佑磨選手の守備は、何点も防ぐ価値がありました。
宗選手の守備を見た時、改めてドラゴンズには高橋周選手が必要だと考えました。
今年は戦力外通告を受けた選手が豊富で、獲得を目指すべき選手がいます。
立浪監督が就任して以降、積極的な血の入れ替えでチームを改革していますが、結果は2年連続最下位です。
補強は必要ですが、今年は大幅な出血を伴ってまでトレードを行うべきではないと考えています。
皆様はどのように考えますか?
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