yasugonsのブログ

中日ドラゴンズを深掘りします!

【ドラフト候補】いいとこ取り左腕!細野、前田投手に負けない! 法大・尾﨑完太投手 ~法大VS慶大~

最速158㌔の東洋大細野晴希投手、古謝樹投手(桐蔭横浜大)、武内夏暉投手(國學院大)の大学日本代表組に、U-18を世界一に導いた前田悠伍投手(大阪桐蔭高)と、ハイレベルな左腕が揃っている今年。

24日、神宮球場のマウンドに登った法政大の尾﨑完太投手。球速、制球共にレベルが高く、各ドラフト候補選手のいいとこ取りをした完成度の高さ。

ドラフト会議で指名されること間違いなしです。

この日は最速147㌔!

立ち上がりから直球に威力があり、この日最速となる147㌔を計測。平均は140㌔前後ですが、ここぞの場面での1球は光るモノを持っています。

直球との球速差を生かしたカーブ、チェンジアップも効果的です。制球に苦しむことなく、低めに球を集める技術は尾﨑投手のレベルの高さを示しています。

栗林泰三選手に2本の本塁打を浴びましたが、5回まで2失点に抑えた尾﨑投手。三振は6個奪い、四死球は0。

この時点で、球数は62球。理想的な展開できていましたが、6回に慶大・堀井哲也監督の采配に沈みます。

堀井監督の神采配に・・

2番・廣瀬隆太選手から始まる打順。廣瀬選手はプロ入りが有力視される長距離砲。前日の試合でも本塁打を放ち、通算19号。

味方が同点に追いついた後の守り。最大限警戒すべき場面で、この日初めての四球。試合が再び動きそうな展開で、堀井監督の采配が光ります

続く、本間颯太朗選手。バントの構えで揺さぶり、1ボールとなった場面でした。

6回裏、2対2の同点。無死一塁。しかも、6回表に同点に追いつかれたばかり。走者を進めるため、確実に送りバントを行うと思いましたが、意表を突くバスター。

打球はバント警戒の守備シフトを越え、レフトへの二塁打。無死二、三塁としました。

良さは十分発揮

尾﨑投手もギアを上げ、146㌔の直球を投じるなど全力で抑えにいきましたが、続く打者に四球。無死満塁となり、堀井監督が代打を起用。

初球をセンター前に運ばれ、勝ち越しを許した尾﨑投手。堀井監督の采配に沈み、無念の降板となりました。

状態は悪くなかっただけに、6回は堀井監督を褒めるしかありません。ただ、尾﨑投手の良さも十分発揮された一戦でした。

全てを備えた万能型

野投手の魅力でもある球速は、プロの世界を探しても中々いないレベルです。強烈な個性を持っているからこそ、ドラフト1位候補になっています。

古謝投手のキレ、前田投手の緩急を駆使した投球も、他より抜き出た個性として輝いています。

尾﨑投手は、全てを備えた万能型投手です。細野投手ほどではないにせよ、球速があり、緩急を駆使した投球ができ、制球力もあります。

全てが個性となり、プロの世界で勝負できるモノを持っています。尾﨑投手の完成度を高く評価している球団がありそうです。

【参考サイト】